The Practice
あなたの健康のために
近年、ストレートネックやスマホ症候群と話題になっていますが、これらも上部頚椎のズレが大きく関与しています。
図Aのような状態を、理想的な姿勢と言いますが、図Bのように頭を前に突き出し、首が緩やかなカーブを消失してまったことを”ストレートネック”と呼んでいます。
また、理想的な姿勢で5kgある頭が15度の傾きで12kg、30度で18kg、45度で22kg,60度では27kgと頚椎への負担を強めてしまいます。 Assessment of Stresses in the Cervical Spine Caused by Posture and Position of the head Kenneth K. Hansraj,MD
日本ではこれらは治らないとも考えられているため、アメリカで開業されている
Akiko Kobayashi,D.C( Kokoro Chiropractic)にご協力頂き、共同研究しました。
その結果が、左下の2枚レントゲン写真です。被験者は64歳女性。写真左は2012/9/15、右は2014/1/23撮影のものです。この期間に8回検査し、3度調整しました。
2012年ストレートネックから2014年には頚椎に前湾が認められます。
2012/9/15
2014/1/23
2012/10/21
2014/01/19
また2枚の側面からの立位写真は、2012
2014年レントゲン撮影同時期のものです。
やはり、レントゲンだけでなく、2014年の
立位写真でも改善が認められ、頭部が体
軸の上にあります。
頚椎椎間板症の発生高位はC4/5/6/7で
90%以上を占めると言われています。カー
ブが減少し前傾などが強まることにより、
C4−7の圧縮応力が高まって発症するの
ではないでしょうか。
左写真のように、カーブが再生し圧力が下
がることにより、炎症等は治まり快方に向
かうと考えられます。
筋骨格系のキネシオロジー Donald A. Neumannより