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脊柱の生理的湾曲は互いに

統制しあう。

 

関節・運動器の機能解剖 J.CASTAING J.J.SANTINI  共著

5年後も

2015年7月にNHKで放送された『腰痛治療革命』の中で、国際腰椎学会理事 菊地臣一医師は「どんな痛みでも脳で感じている。腰痛を診る場合は、脳を含めて体全体、神経全体として腰痛を捉える必要がある。これが、一番新しい科学が到達した結論である。」と結んでいます。確かに、原因が特定できる腰痛は15%未満と欧州の診療ガイドラインには明記されているように、画像と原因が明快に一致する例は少ないと述べられています。原因不明85%の現実 読売新聞

 

私が目指すのも、脳からの神経が伝達しやすい状態にすること。それは、構造的にも負担が少ない状態と言えます。

胸椎後湾は、椎間板の圧縮応力を増加させる。 
                     関節・運動器の機能解剖 J.CASTAING  J.J.SANTINI  共著
 
この本を読んだとき、これだ!と思いました。私が実証するのは、胸椎や腰椎を触らず、この後湾した背部を本来あるべき状態に戻すこと。
 

腰部疾患の患者様は、腰痛から逃避するためか知らず知らずのうちに、写真左のように重力線から外れ、前、後湾を強くし、膝を曲げていきます。このようになると、腰部への負担だけでなく膝への負担も強め、O脚になることで膝の内側への負担から変形、スネの筋肉への過緊張、足関節への負担を強め、ひいては歩行障害を招きます。

 

体とは素晴らしいもので、悪くなればなんとかその状態で維持しようと働くのですが、ひとたび快方への道筋がみえると、より良い方向へ進んでいこうとします。

 

それは、木々が陽の当たる方向へグングン伸びていくような光景にさえ感じられます。

 

可動域の広い頚椎が安定し、胸椎後湾が減少したことにより

腰椎及び椎間板、脊柱管への負担が減った。

 

これは、一時的に電気や温めたり、牽引したのではなく

自分の力で落とし込んだ結果と言えましょう!

 

体はいくつになっても、いい方向へ働こう!としています。

 

 

 

 

 

健康で過ごせるように...

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